こんにちは。
捨て活をしていて一番変化したなぁと思うこと、それは本を捨たことで性格や価値観がガラリと変わったことなんです。
今日は、わたしが本を捨てることになった経緯をお話ししたいと思います。
20~30代の頃ですが、自分のことがまったく好きではなく自信の持てない人でした。かなりの重症で「私はダメな人間です」と断言し自慢できるくらいでしたよ。巷では自分を認めてあげると自己肯定感は上がるといわれていますが、ダメな自分を認めれば認めるほど自己肯定感は下がっていきました。
それでもどうにかして自分を変えたいと強く願い、幾つかセミナーに通いました。自分を見つめ直す良いきっかけにはなりましたが他の受講生と比較して落ち込んだりもしました。
とはいえどれも質の高いセミナーで講師も受講生も真剣そのものでした。しかし冷めた性格かもしれない私は、自分の殻を破ってみようぜ!的なオモシロワークショップには正直参加したくありませんでした、が、半強制的に参加する羽目になりました 笑。
さらに集団行動が得意ではないため、大勢の人とわちゃわちゃとコミュニケーションをとっていると疲れ果ててしまうんです。だからこそ集団に身を投じれば性格変えられるかもと考えたのですが、結果は変わらずでした。
自己改革のために他にしたことといえば自己啓発本を読むことでした。当時家にあったのはそんな本ばかりでしたよ。ただ、本はセミナーと違い心を落ち着かせるには役立ちましたね。ひとり時間が好きなので読書は合っていたのかもしれません。けれども読書でさえ、お悩み解決に役立ったのかは疑問です。
今思うと、セミナーや本に対して私は同じことを求めていたのです。
- 答えを知りたい
- 誰か教えて~
- 早くどうにかして欲しい
というものでした。自分を変えるための答えを外側に求めていたのです。
でもね、気づいたんですよ、自分を救えるのは自分だけなんだということを。
セミナーを受けようが本を読もうが誰も助けてはくれないと悟ったのです。そりゃそうですよね、受講生達は自分のことで精いっぱいですし、本でたくさんの知識を得たところで自分を変えられるかは結局のところ自分次第。
こうした現実を少しずつ理解し、考え方を変えられるようになりました。
まず、セミナ-や本に向けていた意識を自分自身に向けることにしました。今の自分をもっと大事にしようと事の本質に気づいたからです。また、それまでは「変わりたい」という動機から行動を起こしていたけれど、無理に自分を変えなくてもいいと思えるようにもなりました。
今のままでいいのですよ、もっと自分を大切にしてね。
よく耳にするけれど、ほんと、この考え方で人生が楽になりました。
そしてセミナーや本への依存を徐々に手放せるようになりました。
でもですね、頭ではわかっていても実際に本を手放すのは苦労しました。何年もかけてゆっくりと手放しました。今年捨てられなくても翌年には捨てられた。これを繰り返しながら減らしていきました。
1冊、2冊と手放すたびに心が軽くなりました。
まるで本の数だけ悩みを抱えていて、悩みが一つずつ消えていくようでした。
こうして我が家から自己啓発本は消えることとなりました。今でもキンドルには多くの本が保存されていますが、もう必要ないので削除してもいいかしらなんて思っています。
自分を変えたい?
いいえ、無理して変えなくてもいいんじゃない。
本を手放すことで学んだことでした。
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さってさて、
性格や価値観が変わりましたと言ってはみたものの、具体的にどんな性格・価値観だったのでしょうか。また自己啓発本以外にも私の価値観を変えるきっかけとなったモノがあり、それについても書いてみたい。少し先になるとは思いますが、完成したら続編としてアップしたいと思います。